【FUNDINNO83号案件】OCEAN SPIRAL株式会社

FUNDINNO

8月21日に募集を開始する案件を紹介します。

OCEAN SPIRAL株式会社の案件評価

私独自の評価は以下の通りです。

経営者/経営陣 ★★★★★
ビジネスモデル ★★★★★
計画性 ★★★☆☆
満額募集後時価総額 17.5億円
総合評価(A~E) A

バリュエーションがかなり高いものの、夢のある新しいビジネスで大きな可能性を感じます。

ビジネスに発展性もあり、課題もありますが、IPOに至る可能性は高そうです。

 

他案件との評価の比較は、下記まとめ記事に載っております。

【2019年】投資型クラウドファンディングまとめ
2019年に募集された案件の評価と調達額をまとめです。

 

ご注意:評価は参考程度に受け止めて下さい。評価理由は後述しています。プロフィールに書いていますが、基本的に辛口の評価です。投資型クラファン業界の発展を心から願っているためです。案件の良し悪しを把握してから投資することが大事だと考えています。他の方の意見やブログ等も読んでいただき、ご自分でよく考えてから投資をしてください。

基本情報

会社の基本的な情報をまとめてみました。

会社名 OCEAN SPIRAL株式会社
代表者 米澤 徹哉 さん
創業年 2016年11月
分野 海洋ビジネス、旅行、レジャー
会社のURL https://ocean-spiral.com/
案件のURL https://fundinno.com/projects/83
実績 設計開発を担うTriton Submarines社は、商用潜水艇として過去30年間、25,000回以上潜水し無事故

DNV-GL船級協会ガイドラインに準拠

連携企業 Triton Submarines、ANATravelers、JTBなど
エンジェル税制 優遇措置A適用申請予定

船と潜水艦を一体化させた「SEA BALLOON」にて、海中100mへ潜水することを可能に。

海中への遊覧ツアーや海中ウェディングなど、海中世界の新たなビジネスを創造する夢のあるビジネスと思います。

 

米澤 徹哉 代表取締役インタビュー

代表取締役の米沢さんのインタビュー動画と、Triton社のコンセプト動画です。

OCEAN SPIRAL株式会社
Triton Submarines(字幕あり)

目標額と募集日程

目標募集額、日時については以下の通りです。

今回は、1株15万円から投資可能です。

目標募集額 8,700,000円
上限応募額 13,050,000円
募集開始日 2019年8月21日 19:30
募集終了日 2019年8月23日

 

OCEAN SPIRAL株式会社の経営者

評価:★★★★★

類まれな経営者…かも?

営業時代のトップ経験や、サービスローンチや新規事業立ち上げの経験があるようです。

企画リサーチ、戦略の立案、その実行と、経営に必要な経験を積まれているようです。

 

OCEAN SPIRALのサービスは一見、夢物語のような壮大な事業です。

多くの人材や企業との協力関係を築き、資金を確保できていることが素晴らしいと思います。

これほどの有能な人材を巻き込む能力を持つというのは、類まれな経営者の予感がします。

 

ドリームチームのような経営陣

批評するのはおこがましいレベルの経営陣です。

文句のつけようがありません。

よくここまでのメンバーを集めてきたものです

凄いメンバーの割りに人件費が低いので、利益が出るまで、多くの報酬は払わないのでしょうかね。

 

OCEAN SPIRAL株式会社のビジネスモデル

評価:★★★★★

単に「SEA BALLOON」を開発し、販売するということではなく、

海洋ビジネスのプラットフォーマーとなることを主眼においているようです。

このエコシステムが完成すれば、

海洋ビジネスの覇権を握る可能性があると言っても過言ではないでしょう。

引用:FUNDINNO公式サイトより

外部リソースを使ったエコシステム構築

プラットフォーマーとして会社を位置付けていることにセンスの良さを感じます。

PRやモノの製造は他の協力会社に任せ、

外部のリソースを使ってこの壮大なエコシステムを構築していくようです。

将来的には、フランチャイズやファンドを使って、

自己資金を用いなくても製造、運営を行うことができそうです。

 

参入障壁を意識した独占契約を実現

肝心の製造に関しても、Triton Submarines社と独占契約を結んでいます。

大型のアクリル球体を製造できる会社は世界に数社しか存在せず、

業務提携契約や機密保持契約を締結しています。

類似製品の開発が不可能な状況をつくっており、参入障壁を高くすることに成功しています。

 

海洋ビジネスの発展性

事業に発展性がありそうです。

海の遊覧で運賃を取るということですが、他のこともできそうです。

海中ホテル、海中都市を作り、それと地上を結ぶ手段としても利用できますし。

ハワイ等の観光地や湖、ディズニーランドなどのテーマパークとも相性が良いです。

ネッシー探索ツアーとか、沈んだ財宝の捜索ツアーとか、面白そうと思いませんか?

無限にビジネスのアイデアが出てきそうです。

周辺ビジネスや、既存ビジネスとの相性を考えると、

発展性が相当にあると思います。

 

OCEAN SPIRAL株式会社の計画性

評価:★★★☆☆

前年実績

売上はなく、準備期間ということで大赤字の状況です。

これだけの経営陣の割りに人件費は少ないので、

多くのメンバーはお手伝いしているような感じでしょうか。

 

今後の見込み

2020年7月までに3億円の資金調達を行うようです。

これが前提の計画ですので、増資ができないと計画自体がとん挫するかもしれません。

 

前受金と前払金に数億円が計上されています。

前払金は翌年の売上原価と同額なので、製造費用と考えられます。

前受金は翌年の売上と同額なので、遊覧希望の顧客から預かった資金と思います。

前受金が十分に集まらないと、製造費用を払えない可能性がありそうです。

 

売上と利用人数の計画から推測すると、

料金は1人1回20万円くらいだと推測できます。

 

計画通りに製造ができるか、前受け金(予約)を集められるか、

増資をして資金調達できるか、いくつかのハードルがあるようです。

 

 

引用:FUNDINNO公式サイトより

 

OCEAN SPIRAL株式会社のIPO時のリターン

募集前のバリュエーション(時価総額)が17.4億円です。

満額、募集が集まった場合のバリュエーションは17.5億円です。

今回のバリュエーションは他案件に比べ非常に高いです。

追加で3億円の増資を予定しているようです。

 

IPO時に何倍になるのかは、時価総額により変わりますので、一概には言えません。

成長性や事業規模、需給等によって変わりますが、

他の企業が上場した際の時価総額が参考になると思います。

参考企業 初値時価総額 投資額に対するリターン※万円
15万円 30万円 45万円
識学 111億円 95 190 285
カオナビ 209億円 179 358 537
スマレジ 292億円 250 501 751
マネーフォワード 548億円 470 939 1409
Sansan 1420億円 1217 2434 3651

仮に、識学 並みの時価総額で上場し、初値で売った場合、

15万円を投資していれば 95万円、

30万円を投資していれば 190万円、

45万円を投資していれば 285万円になります。

 

※これらはすべて、募集額が満額集まった場合のシミュレーションです。

※募集後に発行株数が増減した場合、この通りにはなりません。ご注意ください。

※税金を考慮していません。

 

最悪の場合ですが、会社が倒産した場合などは、

投資資金がゼロになるリスクがあることを忘れてはいけません。

また、上場企業と違い、自由に株を売ることができませんので、

出資したまま資金が何年も拘束されることになります。

 

FUNDINNO 83号案件 OCEAN SPIRAL株式会社まとめ

まとめです。

有能な人材を集めることができる類まれな経営者かも。

ドリームチームのような経営陣。

海洋プラットフォーマーとして海洋ビジネスの覇権を握る可能性がある。

船や潜水艦の製造に独占契約を結んでおり、事業への参入障壁は高そう。

他のビジネスや異分野の事業と相性が良く、事業の発展性がありそう。

計画通りに製造ができるか、前受け金(予約)を集められるか、

増資をして資金調達できるかに課題がある。

他案件に比べバリュエーションが非常に高い。増資の計画あり。

 

財務計画に課題があるものの、この経営陣であればやりきる可能性は高いと思います。

夢もあり、凄まじいポテンシャルを秘めた事業だと思いますし、

日本のレジャー産業の柱に成長して欲しいと思います。

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