【FUNDINNO 81号案件】 株式会社stak

FUNDINNO

8月11日に募集を開始するFUNDINNOの案件を紹介します。

株式会社stakの案件評価

私独自の評価は以下の通りです。

経営者 ★★★☆☆
ビジネスモデル ★★★★☆
計画性 ★★☆☆☆
満額募集後時価総額 3.0億円
総合評価(A~E) C+

IPOに至る可能性を感じさせる面白いビジネスと思います。

ビジネスモデルは★5にしようか迷いました。

競合が出現する前に、スピード感をもってビジネスを進めることがカギだと思います。

 

他案件との評価の比較は、下記まとめ記事に載っております。

【2019年】投資型クラウドファンディングまとめ
2019年に募集された案件の評価と調達額をまとめです。

 

私独自の評価ですので、

あくまでも参考程度に受け止めていただきますようお願いいたします。

評価の理由は後述していますので、そちらをご覧ください。

 

※ご注意※

基本的に辛口の評価です、プロフィールにも書いていますが、

投資型クラファン業界の発展を心から願っているためです。

各案件の良し悪しを把握してから投資することが大事だと考えています。

 

基本情報

会社の基本的な情報をまとめてみました。

会社名 株式会社stak
代表者 植田 振一郎 さん
創業年 2014年2月
分野 IoT
会社のURL https://stak.tech
案件のURL https://fundinno.com/projects/81

既に基盤となる本体は完成しており、

現在は拡張するモジュールを開発中とのことです。

拡張モジュールは自社開発だけでなく、

APIを公開しサードパーティーを参入させることで開発をしてもらうとのこと。

拡張モジュールの開発次第では、様々な場面で活用できる可能性があり、

可能性を秘めたビジネスと言えるでしょう。

 

インタビューの動画がこちらです。

株式会社stak

 

目標額と募集日程

目標募集額、日時については以下の通りです。

目標募集額 18,000,000円
上限応募額 50,000,000円
募集開始日 2019年8月11日 9:00
募集終了日 2019年8月13日

 

株式会社stakの経営者について

評価:★★★☆☆

経営者の経営経験はあるが…。

子会社の社長や、自ら起業され苦労された経験があるようです。

何度か経営トップを経験していますので、

培ってきた経営能力はあると思われます。

ただし、2014年に創業以来、あまり結果を出せていないようです。

 

経営チームは多岐の専門性をもつ

計5人体制です。

社長以下、ITエンジニア、Web技術(マーケティング)、デザイナー、広報、

専門性を持った方がチームとなっています。

モノづくり面でも、拡販の面でも、問題なさそうです。

 

ただし、肝と思われる、サードパーティーとの交渉や、

BtoBの交渉をうまくまとめられるかは未知数です。

 

株式会社stakのビジネスモデルについて

評価:★★★★☆

Stak本体をサブスクリプションで提供し、

ユーザーが欲しいと思う拡張モジュールを販売するというビジネスモデルです。

引用:FUNDINNO公式サイトより

ハード版のapp storeのようだと思いました。

あらゆる場面での利用が想定できますし、需要はいくらでも作れると思います。

電球のように挿して、アプリをダウンロードするだけというのも素晴らしいと思います。

ストックビジネスの側面も持ちますし、秀逸なビジネスモデルと思います。

 

このビジネスの肝は、如何にサードパーティに参入してもらうかだと思います。

stakエコシステムを作れるほどに仲間を増やせるか、、という点です。

stak本体そのものが広まらなければ、サードパーティーは参入しませんし。

サードパーティーが参入しなければstakも広まりません。

先ず、stak本体を広めることが課題だと思います。

 

何でも出来てしまいそうなだけに、何でもやろうとすると、

何も出来ずに終わるというのが良くあるパターンです。

小売、飲食、警備などの分野の大手と協業し、費用削減等の実績を残すのが最優先です。

実績ができれば、サードパーティーも参入します。

それから、違う法人向けや、個人向けに展開していくのが良いのではないでしょうか。

最初に個人向けに拡販しようと手を尽くしても、広まらない可能性が大です。

 

懸念は、他社も簡単に真似ができてしまう可能性があることです。

実績つくり→多くのサードパーティーの参加→強固なエコシステムの構築。

これをなるべく早く構築する必要があるでしょう。

もしくはStakの小型化や、低価格化など、他社が追随しにくい状況をつくるべきです。

 

強固なエコシステムができれば、相当に伸びる可能性があります。

 

株式会社stakの計画性について

評価:★★☆☆☆

前年実績

会社名をStakへ変更したのが2019年2月です。

2019年1月期の実績にはStak開発の経費等は入っていると思いますが、

以前の事業の実績が大半なのではと考えられます。

従いまして、今後の計画の参考にはならないと思います。

 

今後の見込み

2020年1月期の売上総利益がマイナスになっています。

売上総利益がマイナスというのは、

100円で作った製品を50円で売っているようなものです。

サブスクリプションですので、安く貸す予定ということでしょうか。

 

通信機器メーカーに居たので、部品や金型費等の原価は分かるのですが。

売上原価が非常に高いのが気になります。

この原価だと、貸すにしても売るにしても、高価格になります。

もっと安価に気軽に使えるような価格にするよう努力すべきです。

それが競争優位性にもつながります。

 

計画では、資本金+資本剰余金が3年連続で増加しています。

FUNDINNOで5000万の資金調達後に、

追加で1億円を2回調達するという計画のようです。

私たちの投資後に、株数が更に増え、1株価値が希薄になります。

 

既に社長からの借入れや、他の借入れも多く、

事業が計画通りにいかない場合、増資も借入れも難しいかもしれません。

そうなると、リカバリー不可能な状態になるリスクがあります。

 

色々なことをするには資金面で不安がありますので。

ある程度的を絞って、効率よく実績を作るのが良いと思います。

そして、全体的に費用を抑えるように計画をした方が良いと思います。

 

株式会社stakがIPOした場合のリターン

募集前のバリュエーション(時価総額)が2.5億円です。

満額、募集が集まった場合のバリュエーションは3.0億円です。

今回のバリュエーションは標準的です。ただし、増資計画がありそうです。

 

IPO時に何倍になるのかは、時価総額により変わりますので、一概には言えません。

成長性や事業規模、需給等によって変わりますが、

他の企業が上場した際の時価総額が参考になると思います。

参考企業 初値時価総額 投資額に対するリターン※万円
10万円 30万円 50万円
識学 111億円 370 1110 1850
カオナビ 209億円 697 2090 3483
スマレジ 292億円 973 2920 4867
マネーフォワード 548億円 1827 5480 9133
Sansan 1420億円 4733 14200 23667

仮に、識学 並みの時価総額で上場し、初値で売った場合、

10万円を投資していれば 370万円、

30万円を投資していれば 1110万円、

50万円を投資していれば 1850万円になります。

※これらはすべて、募集額が満額集まった場合のシミュレーションです。

※募集後に発行株数が増減した場合、この通りにはなりません。ご注意ください。

※税金を考慮していません。

 

最悪の場合ですが、会社が倒産した場合などは、

投資資金がゼロになるリスクがあることを忘れてはいけません。

また、上場企業と違い、自由に株を売ることができませんので、

出資したまま資金が何年も拘束されることになります。

 

FUNDINNO 81号案件 株式会社stakまとめ

まとめです。

商品を開発済み。拡張モジュールを開発中。

経営者は長い経営者経験があり、チームもバランスが良いと思います。

ビジネスモデルは秀逸であり、IPOへ届く可能性があると思います。

他社に真似される前に、エコシステムを築けるかがカギです。

財務計画には不安が残ります。

追加増資の可能性が高く、IPO後のリターンが想定より減る可能性があります。

 

上手くいけば、人々の生活を便利にすることができると思いますし、

相当な会社へ成長する可能性があると思います。

アイデアやビジネスモデルは非常に良いと思いますので、

より安全性の高い財務計画を立てて、

お金よりも知恵を使って迅速にエコシステムを構築して欲しいです。

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